前の本へ 2002年一覧へ戻る 次の本へ ものぐさ読書日誌(253) 読書暦「24.12.12」 呼び出し元へ戻る直前へ
戻る

『クリスマスのぶたぶた』 矢崎 存美

2002年12月12日

 クリスマスイブの早朝、風邪を引いて体調が悪い由美子は、カラオケボックスのバイトを早めに終わらせてもらっての帰宅途中にピンクのぬいぐるみのブタを見かける。そして、そのぬいぐるみは自ら走っていた。サンタクロースの衣装を着たそのぬいぐるみは発車間際のバスを追いかけている様子。驚いていた由美子だったが、体調悪いのも忘れてぬいぐるみをすくいあげてバスに向かって走り出した。

 クリスマスの山崎ぶたぶた氏に心ならず?も関わった10人の女性たちをオムニバス形式で描いた作品。中篇程度の長さなので気楽に読めます。書店に置かれなくなったあとに知ったのでネットショップで買ったのは夏くらいでしたが、この季節まで待って読んでみました。
 面白いんだけど、もっとぶたぶた氏が活躍する作品を読みたくなりました。
 『クリスマスのぶたぶた』 矢崎 存美
    発行2001年12月31日
  (徳間書店、単行本、ISBN4-19-861452-0 本体1200円+税)