1985年12月 エジプト旅日記(4/17)   

12月25日水曜日 アスワンハイダムどころじゃない

 アブシンベルへ降りた飛行機に再び乗ってアスワンダムの下流の町アスワンへ。空港からは専用バスで移動します。
 
 アスワンハイダムがナイル川をせき止めて作ったナセル湖。面積は琵琶湖の8倍、長さ500キロと相当な大きさです。
 アブシンベルは、この南西280キロの彼方にあります。
 
 こちらが下流に当たるナイル川。青々とした水が流れ出ています。
 この先にそれ以前のアスワンダムがあるようです。観光地ではないので、見ていません。
 
 アスワンハイダムの堰堤上で記念撮影などに興じる面々。
 1970年に旧ソ連の援助で作られたので、その記念碑なども残っています。見た目に面白いものではないので、掲載は見送りました。
 堰堤の長さは3.6キロ、高さ111m、頂上部の幅40mの世界最大の巨大なダムです。今も最大かは不明ですが。



 確かこの時は生理的現象という重要な問題を抱えていて、もう観光気分ではありませんでした(苦笑)。外国では一番重要な問題である事を、身をもって経験しました。
 これは「切りかけのオベリスク」と呼ばれるもの。
 世界最大のサイズになるはずでしたが、途中で亀裂が入り見捨てられました。長さは41.75m、基底部が4m四方の大きさです。

 古代エジプトの頃にはここが重要な花崗岩の産地で、遥か南のカイロまでナイル川で運ばれたのかもしれませんね。
 
 観光を終えて、アスワンの街へ向かいます。