1990年4〜5月 トルコ周遊の旅 (3/29)   

4月30日 月曜日 「トプカプ宮殿」

 宮殿は今は博物館となっていますが、中心となる展示物は陶磁器やガラス器のコレクション。特に東洋のものは地理的な事もあるのか豊富ですね。日本の平安貴族の絵柄もありました。作ったのは後世でしょうけど。
 最大の秘宝は、スプーン屋がゴミの中から見つけたと言う「スプーン屋のダイヤモンド」。86カラットもあります。その他にエメラルドで飾られた「トプカプダガー」と呼ばれる短剣、豪華な玉座などがあります。
 別料金で奥にあるハーレムも入ることが出来ますが、一般に普及しているイメージとは違って狭い小部屋ばかりの薄暗いところのようです。

  トプカプ宮殿の入り口。狭いのは防衛のためなんでしょうね。奥行きは厚く、大事な城門を守るために動き易くしてあったのでしょう。
     
   はっきり場所を覚えていませんが、宮殿に入ったところの天井です。
 柱の上部には絵のようなものが描かれていて、装飾がいっぱい。
 天井の装飾は金属で細かい細工がされていました。
     
   これだけ見ると東南アジアにもありそうですが、石造りです。
 細工は細かいのですが、華美なところがなく、宮殿でも人を招かない裏の部分だったように思いますが、資料に当たっているわけではないので、正しいかどうかわかりません。
     
   宮殿内の宝物いろいろ。
     
   左下は「トプカプ・ダガー」と呼ばれるエメラルドを使った短剣。18世紀にメフメット1世がイランのシャーに贈ったものですが、途中でシャーが暗殺され結局そのまま戻ってきたものです。
     
    この宮殿で一番有名な展示物は「スプーン屋のダイヤモンド」と呼ばれる86カラットもあるもの。イスタンブールに住むスプーン屋がゴミの山から発見した事によるもの。元々誰が作ったものなのかは不明だそうです。
     
  説明書きが日本語であるわけもなく、どういう人がどういう機会に着る鎧なのかはわかりません。金ぴかだから位の高い人のものでしょう。
 金属を細かく編んであるので、ヨーロッパの甲冑のようの金属の塊でない分、動くのには楽そうです。
     
   全身が上手く入らなかったので、頭部のアップも撮っていたようです。
 ストロボは使えないので、暗く写った写真をむりやり増感しているため実際の色合いとは異なる可能性があります。
 ずいぶん前なので、実際の色合いは覚えていません。
     
   奥まったところにある厨房です。
 最盛期には4000人が働いていた宮殿の調理場ですから、相当な人数が働いていたのでしょうね。
     
   鉄の鍋や、よくわからない道具類。
     
   中国の青磁・白磁類、日本の伊万里・有田焼のコレクションがあります。有数な東洋コレクションは世界有数なものだそうです。
 これは日本の中世をモチーフにした皿です。何焼きかは不明。

 見学後、再びバスに乗り金角湾を渡って旧市街から新市街へ。レストランへ向かいます。ツアーで初めて向かい合って座る機会です。当然の事、自己紹介タイムとなりました。なんて紹介したのかすっかり忘れています。(^^ゞ