2000年5月フランス ものぐさパリ日記(2/16)   

 
5月26日 金曜日  宿命の戦い
 
 宿命ともいえる茶そばは今年も健在でした。いかにも機械で作りましたという、形・色・艶には、神々しさまで感じられます。なんとなく去年より緑色が濃く、怪しい感じ。
 なにやら秘密結社「ちゃそば撲滅協会」も結成されたとか。オードブルに分類されるかと、真っ先のやっつけた私は標的となりました(笑)。美味しいなんて思ってないけど、口に出来なほど不味くはないので、二回目の食事までの長い時間を過ごすための炭水化物を摂取しているだけ。美味しくないロールパンよりはましといったところ。

 機上の人となりしばらくの後、飲み物のサービス。本当は赤の方が良かったのですが、後の食事(魚を選択)を考えて、コルビエールの白を選んでみました。
 品種はなんだったかな?。強い味なので残念ながら私向きではありませんでした。

 1回目の食事です。和食の鳥の照り焼きは避けて洋食を選択。
 サラダ、スモークポーク、茶そば(爆)、メインは鯖のポーチ・トマトソース、さやいんげん、サフランライス、エメンタールチーズ、チョコレートチーズケーキでした。
 鯖はまあまあでしたね。サフランライスも去年みたいにリゾット仕立て(他のソースでグチャグチャ(苦笑))になっておらず、まだましでした。
 チーズ(下に隠れて気づかなかった)とコッペパンはパスして終了です。

 2回目の機内食です。こちらは選択権は無し。
 残念ながら?しば漬けの細巻はなく、ミニ助六でした。
 ハム、サラダ、太巻き、いなり寿司、豚の角煮、卵焼き、サトイモ、などなど。どうして醤油が付いているのかは不明です。
 私は3時間後の食事を考えて、サラダと卵焼き、そしてケーキくらいでやめておきました。角煮は固いし、助六なんて不味そうなものは口にしたくない。

 

 結局茶そばとの感激(笑)の再会はありましたが、しば漬けとの戦いは延期。リベンジ(ばらして「mauvais(不味い)」と並べる)はお預けとなりました。
 とりあえず「しば漬」の降板には成功しましたが、いなりはともかく、美味しいと思ったこともない太巻きが新たに登場。「太巻き撲滅協会」を新たに設置せねばなるまい。
 なお「茶そば」が撲滅されても、何ら痛痒を感じる事はありませんので誤解なく。