2000年5月フランス ものぐさパリ日記(7/16)   

 
5月28日 日曜日  雨予想のパリを離れて
 
 パリは夜中じゅう雨が降り続いていました。早くから目が覚めていたのですが、天気を考えて出かけるか迷います。前日の夕食で今日はフリーということになり、どこへ行こうか考えていましたが、今回持参したパリだけのガイドブックには他の町の情報は少ない。
 シャンティイかランスか迷いましたが、判りやすそうなランスに当日の朝決めて、インターネットで列車のスケジュールを確認。8時過ぎに直行列車があるようです。
 
 午前7時のナシオン。一旦雨が上がったところで、上手い具合に濡れずに済みました。すぐ先の交差点で自転車に乗ったホテルの青年とばったり。「ボンジュール」と朝の挨拶をしました。
 地下鉄に乗り1号線でバスティーユまで。そこで5号線に乗り換えて、東駅を目指します。
 自動券売機でランスまでの切符を買うと出発10分前。朝食がまだなので車内で食べるものを探します。

 売店の順番待ちでちょっとはらはらしましたが、8:05発の3分前には何とか乗車。席に落ち着いて朝食を食べます。
 卵とトマトのサンド。バゲットが柔らかめですが、かぶりつくにはちょうど良い硬さです。

 いよいよ発車し、静かにホームを離れます。SNCF(フランス国鉄)に乗るのは当然1年ぶり。なんか懐かしさを感じます。
 隣にやってきたのは近郊路線らしき列車。

 やがて車掌さんがやってきて、前に座ってきた人が止めてなにやら話しています。
 そこで大変なことに気づきました。
 コンポステという刻印を押すのを忘れてました(注:フランスでは使用開始時に自分で切符を切ります)。
 次にやってきた車掌さんに刻印を忘れたことを告げ、裏書してもらって刻印の代わりになりました。忘れると罰金もありえますが、私は当日買っているので大丈夫だったのでしょう。

 パリから出てまもなくに運河沿いを走りますが、なかなか良い雰囲気でした。カメラを取り出して構えたら、もう通り過ぎて写せずに終りでした。
 雲が多かったり、途中の路面は濡れていたりしましたが、まずますの天候。
 ランス(Reims)はシャンパーニュ地方の中心都市。雲間から覗く光にブドウ畑が輝きます。

 途中はわずか3駅ほど停まっただけで、ランスの駅には1時間半後に着きました。この写真は駅舎です。
 時刻は9時半を回ったところで、とりあえず大聖堂方面へぶらぶら歩きながら向かいます。
 
つづく