2000年5月フランス ものぐさパリ日記(12/16)   

 
5月29日 月曜日  ワイン、ワイン、ワイン
 
 ホテルで画像の整理などをしているともう3時も間近。
 3時に待ち合わせをしているのに間に合わない。パッシーへ急ぐ。25分遅れで待ち合わせ場所のセフォラに到着。
 今回借りていた携帯電話でグラップさんに電話。電話機は日本製ですが、シンガポール契約の端末らしく、国際電話経由でパリに電話します。番号を何度か間違えて迷惑をかけつつ、4度目で「あろー」の声。指示通りに建物の入り口で操作してアパルトマンの中へ。先にいらしていたfrom京都さん、一ヶ月ぶりのグラップさんと合流です。
 
 グラップさんを囲んで記念撮影。
 1年前初めてお会いしてから、日本とパリに離れて住んでいるのに、今回で4回目ですね。
 やはりグラップ邸で飲むワインは格別です。休暇取ってパリまで来る価値があります。

 最初は「Corton-Charlemagne 1978 Dom. Michel Niellon」。初めの写真にもあるように濃い蜂蜜色をしています。熟成したセミヨンのような甘さも感じられてとっても美味しい。
 私が何も食べてないので、フォアグラやソーシスンも出してもらえました。パンにフォアグラを挟んで食べるなんて初めてでしたが、うーん幸せな味。

 
 ワイン会と違って人数も少ないし、グラップさんもゆったりと座っていられて、ワイングラスを片手に会話が弾みます。
 

 
 2本目は赤。「Musigny 1967 Neg. Barton & Guestier」。シャンボール・ミュジニイの特級畑。

 
 2本の予定がさっきのはおまけということで、本命登場です。
 ミュジニイも若かったけど、こっちも若い印象のワイン。ロートシルト?という話が出て、ラフィットかと思ったら、ムートンでした。
「Ch. Mouton-Rothschild 1970」
 シャガールのラベルで有名な年です。もっと強い樽の香りが残っているのかと思ったら、思ったより優しいのでびっくり。

 
 おまけとしてソーテルヌが登場。
「Ch. Caillou 1978」
「Ch. La Tour-Blanche 1979」
 普段は全然飲まないソーテルヌですが、ただ甘いだけでないので、するっと飲めます。
 
 2本という約束が3本+αに。おまけに美味しいものいろいろまで出していただいて、満足満足なひと時でした。